「フォトウェディングをしたい!」そう決心したものの、いざスタジオを探し始めると、どこも同じように見えて、どう選べばいいのか迷ってしまいますよね。
後悔しないためには、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。
この記事では、数あるスタジオの中から、二人にぴったりの場所を見つけるための5つのチェックポイントをご紹介します。
1. 撮影の「雰囲気」が二人のイメージと合っているか
スタジオ選びで最も重要なのが「どんな写真を撮りたいか」というイメージを具体的にすることです。
スタジオによって得意な雰囲気や世界観が全く異なります。
また、最近ではスタジオ内に複数のフォトスポットやブースを設けているところも多く、1箇所で多様なテイストの撮影を楽しむことができます。
クラシックで王道な雰囲気
重厚なチャペルや、格式高い洋館での撮影が得意なスタジオ。
時代を経ても色あせない、上品で美しい写真を求める二人におすすめです。
例えば、家族や親戚に晴れ姿を見せる際に、フォーマルな写真として自信を持って見せることができます。
ナチュラルで温かみのある雰囲気
自然光を活かした柔らかい写真や、緑豊かなガーデンでの撮影が得意なスタジオ。
二人の自然な笑顔や、飾らない日常を切り取りたいカップルにぴったりです。
まるでデートの延長線上のような、リラックスした二人の空気感をそのまま写真に収めたい場合は、こうしたスタジオが最適です。
モダンでアーティスティックな雰囲気
非日常的な空間や、独創的なライティングを駆使した撮影が得意なスタジオ。
ファッション雑誌の1ページのような、スタイリッシュな写真を残したい二人に最適です。SNSで「いいね!」がたくさんもらえるような、個性的な写真にこだわりたい場合は、こうしたスタジオを探してみるといいでしょう。
まずは、各スタジオのウェブサイトやSNSで、ギャラリーや過去の作品をじっくりと見てみましょう。
心がときめく写真が多ければ、それは二人の感性に合ったスタジオである可能性が高いです。
2. 衣装の「質」と「種類」は十分か
フォトウェディングの主役は、なんといっても衣装です。料金プランに含まれている衣装が、どれくらいのグレードで、どれくらいの種類があるのかを確認することは非常に重要です。
衣装のラインナップ
スタジオによって、提携しているドレスショップや衣装の数が異なります。
事前にウェブサイトのカタログや試着会で、好みの衣装が見つかるか確認しましょう。
もし、どうしても着たいブランドのドレスがある場合は、そのブランドのドレスを扱っているスタジオを探すというのも一つの手です。
追加料金の有無
「このドレスは追加料金が発生します」と言われて、予算オーバーになるケースは少なくありません。
プラン内で選べる衣装の範囲を明確に把握しておくことが大切です。
特に、ウェブサイトに掲載されている美しい写真の衣装が、実は追加料金の対象だったということもよくあるので、しっかりと確認しましょう。
衣装のコンディション
実際に試着をして、ドレスや和装の生地、刺繍、レースなどの質感や、保管状態もチェックしましょう。
シワや汚れがないか、サイズが合っているかなど、細部まで確認することで、当日の満足度が大きく変わってきます。
3. スタッフの「対応」は信頼できるか
フォトウェディングは、カメラマンやヘアメイクアーティスト、プランナーなど、多くの人との共同作業です。撮影を心から楽しむためには、スタッフとの相性が欠かせません。
- 事前の打ち合わせでチェックすること ・二人の希望を熱心に聞いてくれるか? ・質問に対して丁寧に答えてくれるか? ・連絡がスムーズか?
特に、撮影のイメージや希望を具体的に伝えるための「指示書」を作る際、プランナーがどれだけ親身になってくれるかは大きなポイントです。また、ウェブサイトの「お客様の声」や口コミも参考にしてみましょう。信頼できるスタッフは、二人の緊張をほぐし、最高の笑顔を引き出してくれます。
4. 費用とプランの「透明性」はどうか
料金プランは、スタジオ選びで最も悩むポイントの一つです。
後から追加料金で予想外の出費が出ないよう、プラン内容をしっかりと確認しましょう。
基本プランに含まれるもの
撮影時間、カット数、衣装の数、ヘアメイク、小物、アルバムやデータの納品形式などを細かくチェックしましょう。
特に、「データ納品」が含まれているかどうかは、後から写真を見返す上で非常に重要です。
追加料金が発生しやすいもの
追加料金が発生しやすい項目はしっかり確認しておきましょう。
例えば「撮影した全データがほしい」という場合、その料金がプランに含まれているか、それとも別途追加料金が必要か、事前に確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
追加料金が発生しやすい主な項目:
撮影料と写真データの分離:プランに「撮影料」は含まれているものの、写真データは別途購入が必要なケースが多いです。
特に「全データ納品」には追加料金がかかることが一般的です。
- 土日祝日の撮影料
- ロケーション撮影の出張費
- グレードの高い衣装代
- アルバムのページ数やデータの枚数追加
- 撮影データの全データ購入
見積もりを取る際は、二人がやりたいことを全て伝えた上で「これ以上は追加料金が発生しませんか?」と確認することが後悔しないための秘訣です。
5. データの「納品形式」と「品質」
せっかく撮った写真も、手元にデータやアルバムとして残らなければ意味がありません。
データの納品形式と、その品質についてもしっかりと確認しましょう。
納品データの形式
高画質のJPEGデータか、それとも印刷には向かない低解像度のデータか。
SNSでのシェアや年賀状、ウェルカムボードなどに使いたい場合は、高画質データがもらえるかを確認しましょう。
また、データがCD-ROMで渡されるのか、オンラインでダウンロードする形式なのかも確認しておきましょう。
データ納品のタイミング
「撮影後、すぐにデータがもらえるか」「アルバムの完成にどれくらい時間がかかるか」なども確認しておくと安心です。
特に、結婚式のウェルカムボードやプロフィールムービーに写真を使いたい場合は、いつまでにデータが手元に届くのかを事前に必ず確認しておきましょう。
まとめ
フォトウェディングスタジオ選びは、二人の未来の思い出を託す、大切な決断です。
- 雰囲気:二人のイメージに合っているか
- 衣装:質と種類が十分か
- スタッフ:信頼できるか
- 費用:プランの透明性があるか
- データ:納品形式と品質はどうか
この5つの視点を持って、じっくりと検討してみてください。
後悔のない、最高のフォトウェディングになることを願っています。